交流の周波数
電力の送電については 送電中のエネルギー損失を少なくするため 電圧を変えやすくするために 交流を使います
このことは 以前に説明しました
交流の場合には １秒間に電流の向きが何回変わるか ということが問題になります
１秒間に変わる回数のことを 周波数といいます *1
日本では 静岡県の富士川のあたりを境にして 東側が５０ 西側が６０です *2
電圧は どちらも１００ボルトで 同じです
同じ白熱電球を 西日本と東日本でつけると 明るさは同じです
交流モーターを使った電気器具（洗濯機 扇風機 電気掃除機など）では 違いがでてきます
交流モーターの回転数は 周波数に比例するので 西日本の方が 回転数が多くなります
東日本用の洗濯機を （引っ越しをしたとして）西日本でそのまま使うと 回転数が約２０％ふえます（汚れが よく落ちる）
そのぶん 生地が傷みますが 大きな問題にはなりません
日本国内の家庭電器製品は どちらでも使えるようになっています（必要な場合には 切り替えスイッチなどで切りかえる）から
大丈夫ですが 西日本で発電した電力を そのまま東日本に送ることはできません 逆も同様です
