2011年3月29日（火） １年前の今日
原発関連情報 ４
・ドイツ連邦放射線防護庁の記事の紹介です *1
『原子炉格納容器が大規模に破損した場合には、放出された放射性物質(放射性核種)は風 によって近くに、或いは、その更なる周辺部に撒かれる可能性がある。どこに放射性物質 が行き着くかは、風や雨などの気象条件に大きく左右される。人間に関する放射線被曝は、 先ずは特に呼吸によって、そして空気中に存在する放射性物質による外部被曝によって生じる。』
放射線測定結果の評価は 次のようである
『測定された放射性物質の構成要素と確認された放射能の強さは、BfS の評価によれば、放射能が福島第一原発の施設から大規模かつ継続的に環境へ放出されていることを明らかに示している。』
（中略）
『これまでに放出された放射能がすでに福島周辺の環境と人間の両方に長期的に影 響を及ぼすであろうことは手許にあるデータが示唆している。この地域で生産されている 食品もまた長期的に放射能汚染を強く受けることになることが見込まれる。同時に BfS は、 原子炉の近くにおける汚染レベルが、健康上に問題がない可能性を持つ値を取る遠隔地よ りも著しく高いことを指摘するものである。』
