ナットとボルト
中央高速道路 笹子トンネルの事故について
報道では 定期点検の不備を指摘されることが 多かったようですが
実態は 設計の誤り 施工の不適切と考えていました
英語で Nuts and Volts という表現があります
物事の基本 問題の核心 というような意味です
笹子トンネルでは トンネルの天井に穴をあけて 接着剤を塗ったボルトをねじ込んでいました このボルトでコンクリート製の天井板を 吊っていました
接着剤は ある程度時間がたつと接着力が大きくなりますが その後は水分を失い体積が減りますから コンクリートとの間に隙間ができます
ボルトのねじの溝には 接着材がついているので ねじの溝がなくなって 丸棒のようになります 下向きの加重のかかっているボルトは スポット抜けてしまいます
施工の不適切というのは こういうことです